浪費OL セミリタイアを目指す

夢は全部バクに食べられた

「生産性」

おはようございます、みにこですฅ^•ﻌ•^ฅ

最近仕事が忙しくて、インプットはなんとか継続しているものの、アウトプットの時間が全然取れないのです…。

残業時間を減らすことが今月の目標です。

読書まとめ

本日まとめてみるのはこちら。

生産性って言われて思い浮かぶことはなんですか?
どうしても言葉に引きずられて、工場などの時間当たり生産数をイメージしてしまう方も多いかもしれません。

本書の中でもホワイトカラーと呼ばれる人たちが生産性に対して無頓着であることが書かれていました。

しかし生産性とは生産性とはインプットに対するアウトプットで測られるものです。
そのアウトプットがモノ作りとは限りません。
資料作成だって、会議だって、生産性で測ることができます。

生産性の式(生産性=アウトプット/インプット)を分解すると、生産性をあげるためにはインプット(分母)を減らすか、アウトプット(分子)を増やすことが考えられます。
アウトプットは量だけでなく、質の観点からも捉えることができます。 

3点でまとめていきます。

 

成長=生産性が向上すること

成長する=生産性が上がるとは、

①今まで何時間かかってもできなかったことが、できるようになった

②今まで何時間もかかっていたことが、一時間でできるようになった

③今まで一時間かかって達成していた成果よりはるかに高い成果を、同じ一時間で達成できるようになった

④②や③で手に入った時間が、別の「今までは何時間かけてもできなかったこと」の

ために使われ、①に戻る

 

 一般的に成長と言われると①が思い浮かぶと思いますが、生産性(アウトプット/インプット)の向上と考えるとインプットとなる投入時間が減ること、また投入時間に対する成果が高くなること、が成長と言えますね。

この考え方は目から鱗でした。
できることを増やす、その質を高める意識はもちろんありましたが、その間に質をキープしつつ投入時間を減らすという段階に対しては無自覚でした。

結果としてかかる時間が減ってる事実はあると思いますが、そこを目標に取り組んだことは私自身はあまりありませんでした。

自分が時間の概念を軽視していることがよくわかりました。 

チームの生産性向上

評価者として、部下の仕事を生産性で評価することが必要と筆者は書いています。

例えば部下が資料を持ってきた時、アウトプットの質だけで評価すると、残業しても質の高い成果物を作ることが正しいことという価値基準になってしまいます。

報告を受ける際、その作業にどれくらい時間がかかったのかを確認し、時間が掛かっているときには次はX時間で完了することを目指そう!といったように部下を導いていくことが重要です。

生産性で評価する部署では、子育てや介護で時短で働く人たちが活躍できる場所になります。長時間労働が正義という価値基準では、プライベートの事情で残業できない人たちに「ここでは自分は活躍できない」と思わせてしまいます。

生産性に価値をおけば、多様な社員が活躍できる場になります。

もしメンバーが1人産休・育休で離脱することになっても、残り4人が25%生産性を向上することができれば人数をそのままに1人の穴を埋めることができます。

単純に1人の仕事を他の誰かに引き継ぐと、残された人たちの不満が溜まり、産休・育休が取りづらい空気になってしまう。
そうではなく、仕事を見直し、投入時間に対し価値が低い仕事を廃止すれば25%の生産性向上も達成できるかもしれません。

会議の生産性

会議の生産性を高める、というと会議時間を2時間から1時間に減らしたり、立ちっぱなしでやったりなどの施策が実行されがちです。
会議の目的に応じて生産性を高める方法をインプットを減らすのか、アウトプットを増やすのかを決めていく必要があります。

 

大半の会議の達成目標は次の五つのどれかです。

①決断すること

②洗い出しすること(リストを作ること)

③情報共有すること

④合意すること=說得すること=納得してもらうこと

⑤段取りや役割分担など、ネクストステップを決めること

 

よくあるのは①の決断する目的の会議です。
決めるための会議なのに、その場で決まらないことよくありますよね。

決める会議では「ロジック」「情報」の 双方が必要になります。
ロジックとは判断条件のことで、情報はそれに対していま現状がどうなのかという情報になります。
本書の例では、ロジックは1ドル120円以下の場合に為替予約をする、情報は今日のレートは1ドル119円と紹介されていました。

通常の会議においても、ロジックと情報どちらが足りていないのかを意識するようにし、意思決定者が「決められない」という場合にはあと何があれば決定できるのかを明確にして会議を終える必要があります。

自分が出席する会議でもその場で決まらず次週に持ち越すことがあるので、今後は何が足りないのかを確認することをやってみようと思います。

まとめ

この本の考え方は、社会人は誰もが身につけるべきだと思います。

生産性と言われると、何かを切り詰めるようなイメージを持つ人も多いと思います。私もそうでした。
でも、生産性とはインプットに対するアウトプットなので、インプットを絞ることだけに注力した結果、アウトプットが同じように下がってしまうと生産性は低下します。

この生産性の式をちゃんと意識して、この場で生産性を高めるにはどのようなアプローチが有効なのかを考える癖をつけたいです。