浪費OL セミリタイアを目指す

夢は全部バクに食べられた

プロフェッショナルとは何か?「プラダを着た悪魔」

こんばんはฅ^•ﻌ•^ฅ
みにこです。 

私の趣味は読書、映画です!
今年の目標として、ブログで感想をアウトプットしていきますよ(´∀`*)

本日はこちら!
プラダを着た悪魔」です。

【この作品がおすすめな方】

・仕事をがんばりたい方
・ニューヨークの街並みやハイブランドにわくわくする方 

【おすすめシーン】

・日曜の夜におすすめ!(2時間以下で見れる、胸糞悪いこと起きない)
・誰とでも安心して見れる。(きわどいシーンはほぼない、ライト)

プラダを着た悪魔 (字幕版)

この作品、何度観たかわかりません。
最初に観たときは学生だったかな、もう覚えていないです。

でも社会人になってから見ると、同じ働く人間として、
共感できる部分があります。 

あらすじ 

ジャーナリストを目指しているアンディは自分の夢への足掛かりとして、一流ファッション誌"RUNWAY"のカリスマ編集長ミランダのアシスタントになる。
最初はファッションに興味がなかったが、徐々に真剣に仕事に向き合っていく。
その結果本当に自分がやりたかったことを改めて認識し、新たな道に旅立つことを決める。

カリスマ編集長かパワハラ上司か

ミランダは超パワハラ上司。
公私混同した指示が時間問わず飛んできて、彼氏や友達との予定も潰される。
さすがにプライベートのリクエストを頼むのはアウトだと思うけど、成長したい人にとっては仕事の無茶振りはアリでしょ、と思っている。

難しいことにチャレンジしたい人にとって、難易度の高いタスクにアサインされたり、そのために残業したりすることは一概に悪ではない。

ここからはパワハラだって明確な線はなくて、相手とコミニュケーションを取りながらどこまでがんばってみるか決めるのが重要で、もし本人ががんばりすぎていたら止めに入るのも上司の仕事だと個人的には思う。

最近はやりたくてやってる人の声が無視されるような流れがあるので、成長機会を奪わないでほしいなぁ、って気持ちもある。
でも上司の娘のために未発売のハリーポッターの新作を入手するのは確実にパワハラ

ブルーじゃない、セルリアンよ

この映画で一番好きなシーン。伝説のセルリアン。

ちなみに、これがセルリアンだそうです。

コーディネートのベルトをどの色にするかでミランダとスタイリストが議論している際、アンディが「プッ、ぶっちゃけどの色も同じじゃん」と漏らしてしまい、ミランダに激詰めされるシーン。

「例えばあなたのセーター。これはブルーじゃない、セルリアンよ。ファッションに興味のないあなたがバーゲンで適当に買った服も、元々はコレクションで発表され、デパートが真似て、最終的には低価格のカジュアル用品店でコピーされてあなたの手元に行った。その"ブルー"は巨大市場と無数の労働の象徴。元を辿ればこの場所で生み出された流行なのよ。(意訳)」

ジャーナリスト志望のアンディはファッションの仕事を内心見下していて、そんな些末なことで真面目に議論するとかププッと思っていたのでしょう。
そこにこのパンチある皮肉。何も言えない。

ファッションだって巨大な市場があり、そこで働くミランダはプロフェッショナルなのである。
たまに給料の高低とか、会社の有名度とかで人を見下す人がいるけど、それは視野が狭すぎる。
自分もなにかのプロになりたいなら、他分野のプロにリスペクトを持つべき。
ここでいうプロというのは目に見える実績だけでなく、むしろ自負や意識の話。

がんばった先に見えたもの

セルリアン事件もあり、気持ちを入れ替えてファッションの仕事と向き合うアンディ。
もともとの器量の良さ(っていうかアン・ハサウェイだし)もあり、ハイブランド服を身に纏うと同僚から一目置かれ、ミランダの無茶振りに応え続けて彼女の信頼を勝ち取りついにパリコレに同席するよう言われる。

しかし、そこで見えてきたのは「本当にこのままでいいの…?」ということ。
仕事に向き合い、一定の成果を挙げたからこそ見えた景色。

考えた結果、アンディはミランダの元を去り、新聞社に転職します。
転職先でミランダから推薦があったことを知るのですが、ある分野で活躍する人は専門知識以外にポータブルなスキルをたくさん持ってるんですよね。
だから場を変えてもきっと活躍できる。

本当に優秀な人は環境に左右されず、どこでもバリューを発揮できるものです。
逆に言えば、例えば簡単なルーチンワークしかなくてやる気が起きない、適当に済ますといったマインドの人は、仕事を振られるようになってもパフォーマンスを上げられないのです。

なにかを突っ走ってがんばってみる、という経験は場を変えても自分を助けてくれる。
アンディのその後は映画では描かれていませんが、きっとジャーナリストとして登り詰めて、いつかプロとしてミランダとまた仕事できるんじゃないかな。 

おわりに

案外熱く書いてしまった!
昔見たときはニューヨークの街並みにエルメスのスカーフが舞うシーンで心ときめいたり、スタバのコーヒーを人数分テイクアウトしてオフィスに行くシーンに憧れたりしていました。

実際にはじめて仕事でニューヨークを訪れたときは興奮してスタバをテイクアウトして街を闊歩したし。。。

そういう高揚感を与えてくれる映画だと思います。日曜の夜にピッタリ!