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読書メモ:「自分の時間を取り戻そう」

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こんばんはฅ^•ﻌ•^ฅ

みにこです。

 

毎日暑いですね〜

ここ数日は各所で大雨になっているようで、災害が心配です。

 

私も数年前に住んでいた場所がかなり川に近く、大雨の後地域全体が床上浸水になったことがあります。

私自身はマンションの上層階に住んでいたので、直接の被害はありませんでしたが、エレベーターが数日使えなかっただけでもとても困りました。

 

各地の大雨による被害が深刻化しませんように。

 

それでは、本日は読書メモです。

本日の読書

ちきりんさんの「自分の時間を取り戻そう」です。

 

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

ちきりんさんの本、どれも好きで数冊読んでいます。

 

勉強になったポイントをまとめます!

個人が生産性向上を目指すべき理由

なぜ生産性の向上を意識する必要があるのでしょうか?

生産性はアウトプット/インプットで表すことができます。

目指すべきは、より少ないインプットで、より大きなアウトプットを出すこと。

 

生産性の概念がないと、アウトプットを最大化するために、インプットを大きく増やすという方法が採られます。

たとえば残業時間を増やすなど、正しくない方法の代表例ですね。

仕事だけでなく、家事や育児や介護など、時間をかけようと思えばいくらでもかけられ、時間をかけることが良いことと捉えられている面さえもあります。キリがないですよね。

 

家族のためにやっていたのに、忙殺されて結局家族との時間がなくなってしまう、なんてことで悩んでいる方も多いはずです。

生産性を意識することで、この作業は自分でやるより、生産性の高い他人に任せた方がいい、という合理的な判断が出来るようになります。

自分が叶えたいゴールを明確にして、そこに寄与しないことはキッパリ諦めることも、生産性の観点から見たらなにも悪いことではありません。

 

そのためには自分のゴール、つまり得たい価値を解像度高く描けることが必要です。

著者はレストラン経営を例として違いを表現しています。

売り上げを高くしたい!→1組の客が100万円の注文が◯(売上100万)

大勢の客で賑わっている店にしたい→500人/日*1000円が◯(売上50万)

 

生産性はアウトプットに対するインプットで測るので、自分のお金や時間を投下してどんなアウトプットが欲しいのかを言語化できるようにしましょう。

お金も時間も希少資源

お金は目に見えるので、誰でも少しは増減を気にします。

一方で時間の消費にも同じくらい敏感になっていますか?

残業代を手に入れるためにダラダラ残業する人は、お金が手に入るなら時間を売っても構わないという思考になっています。

 

本の中で著者は以下のように言っています。

月1万円の家賃上乗せで通動時間を30分短縮できるなら、月に20時間の余裕時間が手に入ります。

これは1万円で20時間という時間を購入するのと同じ行為です。

もし、アマゾンで「3時間分の時間」が1万円で売られていたら、思わず買いたくなったりしませんか?(p111)

 

毎日30分、1時間なんてなんとなく無駄にしている時間なのに、お金を払って手に入れられると思うと、高値をつけてしまうでしょう。

それは普段いかに時間を消費することに無自覚なのか、ということの表れです。

 

お金の管理に家計簿をつけるように、時間の管理のために何に何分使ったのかを買いてみるのもいいですね。

新人の子が残業するようになったとき、私は必ず作業時間をメモして提出してもらっています。

客観視することで、無駄に気づけるんですよね。

 

最近テレワークだと仕事が細切れになると感じているので、もっと意識的にメールを読まない時間を作ったり、相談のチャットを受けないようにしていかないとな〜と反省しました。

 

すべてやらない

まじめなひとほど全て自分でやらなくちゃ、と思ってしまいますよね。

私自身も人に振るより自分でやった方が速いし、、と簡単な作業をやってしまうことがあります。

 

でも前述の通り、生産性の向上を達成するには、なんとしても労働時間を圧縮することがまず重要です。その上で高いパフォーマンスを出す。

 

「全部をやる必要がある」と考えている人の多くは、やれば終わることからやり始め、付加価値の低い作業で仕事時間を埋め尽くしてしまいます。

これでは肝心の重要な仕事では成果が出ません。(p182)

 ぐさっときますね

簡単な仕事っていうのは、やれば終わるし達成感も感じやすいです。

重要な仕事は具体的な作業ではないし、答えがスパーンと出るものではないのでついつい後回しにしてしまいます。

 

この状態が悪化すると、何のためにやっているかわからなデータ分析とか、だれがみるかわからない報告資料など、形骸的な仕事を何も考えず実施するようになってしまいます。

 

自分の時間が有限であることを意識して、覚悟を決めて「定時までしか働かない!」と決めて、逆算してやるべきことから手をつけていきましょう。

 

著者もTipsとして紹介していましたが、私も仕事用のPCに単語登録をしています。

たとえば「お」で変換すると、「お世話になっております、◯◯です。」出ます。

 

たまにメンバーと画面シェアしながら文章を書いていると、次々謎の変換で文章が作られていくので驚かれます。

定型文も意味のない文化だなと心から思いますが、省くことで無駄に反感を買うリスクもあるので、効率化していきましょう。

 

 まとめ

以前伊賀光代さんの「生産性」を読みました。

 

lunchinsavanna.hatenablog.com

 

本著も同じ生産性について書かれた本ですが、こちらのほうが仕事以外にもかなりページを割いているので、読みやすいかもしれません。

 

本当に生産性の概念はなかなか意識しないと得られないので、新人研修の課題図書にしてほしいです。

 

でも、生産性をなんのために上げるかって、やっぱり良い人生を送るためだと思うんですよね。

だからこそ、自分の時間を何に使いたいのか?という意思も求められます。

選択肢が多いのは良いことな反面、個人に委ねられるわけで楽なものではないですね。

それでも私は選択肢が多い自由を選びたいです。

生産性