読書メモ:「これからのお金の教科書」
こんばんは、みにこですฅ^•ﻌ•^ฅ
なんか、いきなり暑くなりましたね!
夏バテしちゃうタイプなので本当に憂鬱です。
去年からテレワークになって、家の中の温度をコントロールするのってこんなに難しいんだ・・・と痛感しています。
さて、今日は読書感想文です。
本日の読書
田端信太郎さんの本です。
サラリーマンでこれだけ有名な方もめずらしいのではないかな。
ここで言うお金って、単なる手持ちのお金のことではなく、資本を指しています。
会社勤めしながら、自分の資本を築く方法が書かれています。
では気になった点をまとめます。
経験の幅を持つ
もし1週間旅行する予定で、宿代の予算が7万円だったらどうしますか?
毎日1万円の宿に7連泊すると毎日同じ経験しかできない。
今日は1泊5万の宿、明日は1泊500円宿というように、両極を選択してみると両者の違いからいろいろなことが見えてくる、と著者は書いています。
言われてみれば、別に指示されたわけでもないのに、1週間で7万円、つまり1泊1万か、と無意識に考えてしまうクセがついていますよね。
「1泊5万なんてお金がもったいない」と言う前に、まず泊まってみると、その宿泊体験のどこに皆がお金を払っているかが見えてくるかもしれません。
いまやインターネットで部屋の様子や、食事のイメージは見れてしまいます。
でも、どんな人たちがどんなサービスをしてくれるのか、またその価格帯に宿泊する客はどんな人たちなのか、そういった生の情報は現地に行かないと見えません。
どんな仕事をしていようとも、経験の幅を持つことは自分の引き出しを増やしてくれます。
頭ではわかりつつ、やっぱり躊躇しちゃうけど、今年は海外旅行にも行けないし、日本の名宿に泊まってみるのも良さそうですね。
名前が出る仕事を選ぶ
外銀やコンサルなどのクライアントワークは裏方仕事なので、どんなにプロジェクト内で活躍しようとも世間に名前が出ません。
会社内、業界内での評判は付くかもしれないけれど、世間に名前が出ることはほぼありません。
この考え方に触れ、雷に打たれたような気持ちです。笑
いや、言われてみればそれはそうなんだけど、いままでそういう目線で勤務先を考えたことがなかったんですよね。
外銀やコンサルって給料が高いので惹かれるひとも多いと思いますが、著者は社外に名前が出ない代償として、若くても他のサラリーマンより高い給料をもらっている、と書いています。
そんな風に考えたことがありませんでした。
いま私もクライアントワークをしているので、関わった仕事がメディアに出たり、いい仕事をして顧客に感謝されたり、社内で知名度が上がったりはありますが、確かに私個人の活躍がどれだけあっても世間には1ミリも伝わりません。
そんなものだと思っていましたが、自分のブランドを築いて資本としていくには、名前を出すことが重要ですね。
いや、すごくショックというか、ハッとしました。
もちろん性格や志向にもよりますが、サラリーマンとしてさらなる高みを目指すなら、やっぱり名前を出すことが必要になってきますよね。
自分のキャリアを考えるきっかけになりそうです。
本の中では2ページなのですが、このページだけでこの本を読んだ意味があったと思うくらいに衝撃的でした。
セルフコントロールできる自己投資に資本投下する
「自己投資が最高と言われるのは、リターンをコントロールできるから。」
いくら株に投資しても自分の行動や努力が株価に反映されることはないが、自己投資は自分の関わり方でリターンを大きく増やすことができる。
たとえば英語の勉強で、書籍を買ったり、スクールに通ったりすることはお金がかかるが、自分がどれだけ本気になるかでリターンが変化する。
この点もすごく学びになりました。
ずっと消費ばかりしていた私は、金融商品は1度の購入が将来に渡って富をもたらすということに感動しました。
自己投資は、自分の行動や努力で何倍ものリターンをもたらす可能性があると思うと、結果をコントロールできない金融商品より、さらに重要視する必要があると理解できます。
サラリーマンになると、ぼーっとしてても仕事があるので、どうしても日々をこなすことに夢中になってしまいます。
与えられたことをやるだけでなく、自分がやりたいことをやるためには、自分自身に投資をして将来の可能性を拓いていくことが重要です。
それが、嫌なことを回避するためでも、お金をより稼ぐためでも、さらに高い地位を得るためでも、モチベーションは人それぞれだと思いますが、どうせやるなら目標に対してリターンを最大化することを目指したいです。
自己投資はもはやプラスアルファではなくて、未来を生きていくための必須要件になりますね。
今後、意思のない人が活躍できない世界にどんどんなっていくと思います。
何を選択するのか自分の頭で考えながら、自分という資本を最大化しましょう。
まとめ
田端さんってよく炎上しているイメージなんですが、伝え方はともかく問題提起している内容はとてもまとも(というと上から目線っぽいですが・・・)でいつも学びを得ています。
この本はタイトルで誤解してほしくないですね。
サラリーマンは特に読むべきだと思います。
個人的には勝間和代さんとか、田端さんとか、企業勤め出身の方の本ってすごく読みやすく感じるんですが、気のせいかな。
バックグラウンドが(スケールはともかく)自分と似ていて目線を合わせやすいからなのか、それとも会社員として仕事を通して得た伝える力が高いからなのか。
単に頭が良いっていうのも大きくあると思いますが、読みやすいのに内容だけでなく伝えたいことをどう表現するのか含めて、とっても学びがある1冊でした!
おすすめです。